米シティ、中国で技術職3500人削減へ グローバル改革の一環

米金融大手シティグループは5日、中国にある2つの技術センターで約3500人を削減すると発表した。写真は北京の支店で2016年撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[香港 5日 ロイター] - 米金融大手シティグループは5日、中国にある2つの技術センターで約3500人を削減すると発表した。リスク・データ管理の改善に向け、グローバルな技術業務を簡素化・縮小する取り組みの一環。
人員削減が実施されるのは上海と大連にあるチャイナ・シティ・ソリューション・センターで、今年第4・四半期初めまでに完了する見通し。
一部の業務は他の技術センターに移されるというが、具体的な人員数や場所には言及しなかった。
ロイターは先月、シティが中国で情報技術(IT)職の契約業者約200人を削減していると報じた。
シティは3月、データガバナンスや管理の不備を巡る規制当局からの罰則を受け、IT関連業務で外部契約業者への委託を大幅に減らし、この分野の人材を数千人規模で採用する計画を社内で発表した。