米政府の関税提案要請書簡、現時点で受け取った事実ない=赤沢再生相

赤沢亮正経済再生相は5回目の日米関税協議のため訪米するにあたり、米政府が各国に関税協議での最善案の提示を求めたとされる書簡について「現時点で日本政府が書簡を受けている事実はない」と述べた。写真は4月18日撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Yoshifumi Takemoto
[東京 5日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は5回目の日米関税協議のため訪米するにあたり、米政府が各国に関税協議での最善案の提示を求めたとされる書簡について「現時点で日本政府が書簡を受けている事実はない」と述べた。
赤沢再生相は、記者団に対し「引き続き米国の一連の関税措置について見直しを求めることを強く申し入れる立場だ」と語った。
赤沢再生相は、5日から8日までの訪米を予定しているが、交渉相手の閣僚や交渉日程については調整中と述べるにとどめた。鉄鋼・アルミ関税の50%への引き上げについて「その影響について情報を収集し、分析している。その結果を受けて適切に対応したい」と話した。
米政府の関税提案の書簡を巡っては、ロイター報道を受けて米報道官が認めている。