英総合ＰＭＩ、5月速報49.4に上昇 製造業は悪化

Andy Bruce

[マンチェスター（英国） ２２日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバル／ＣＩＰＳが２２日発表した５月の英国の総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は４９．４と、前月の４８．５から上昇した。

ロイターがまとめた市場予想とほぼ一致した。

ただ、製造業ＰＭＩは４５．４から４５．１に低下。雇用の減少ペースは２０２０年５月以来の高水準だった。

サービス部門ＰＭＩは４９．０から５０．２に上昇し、好不況の分かれ目となる５０を上回った。ただ、新規受注は２２年後半以来のペースで縮小した。

企業は先行きをやや楽観。米関税引き上げの影響を懸念しているとの回答が減った。英国と米国は今月、二国間貿易協定で合意した。

Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「関税と貿易に関する明るいニュースは、企業の信頼回復に役立っているようだが、今後１年の見通しについては企業心理が依然として冷え込んでいる」と述べた。

価格圧力は大幅に低下した。