伊藤忠、北米で人気キャラ「おぱんちゅうさぎ」のライセンス事業開始

　５月２０日　伊藤忠商事は２０日、人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」を米国とカナダで商品化する権利を取得し、アニメ・キャラクターライセンス事業の展開を開始したと発表した。写真は伊藤忠商事のロゴで、２００９年７月に都内で撮影（２０２５年　ロイター）

Kentaro Okasaka

［東京　２０日　ロイター］ - 伊藤忠商事は２０日、人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」を米国とカナダで商品化する権利を取得し、アニメ・キャラクターライセンス事業の展開を開始したと発表した。北米では日本のアニメ・キャラクター市場が成長、２０３０年までに市場規模が９９．４億ドル（約１兆４３００億円）に拡大すると予測されているという。

おぱんちゅうさぎは、クリエイターの「可哀想に！」氏が手掛けるキャラクター。マイナビの調査では、１０代女性が選ぶ人気キャラクターランキングで２年連続１位に選ばれている。伊藤忠商事は２４年１０月に日韓を除くアジア地域での商品化の権利を取得し、既に展開を始めている。

２１年９月にはアジアでのライセンス事業を行う合弁会社を香港に設立、２４年５月に上海支店を新設するなどアニメ・キャラクターライセンス事業に注力している。「巨大市場であるアジアと北米においてキャラクターライセンスを効率的に管理することで、日本のアニメ・キャラクターの円滑なグローバル展開を促進していく」とした。