中国、外資参入規制を緩和 25年版ネガティブリスト公表

中国政府は24日、外資参入を制限する2025年版の「ネガティブリスト」を公表した。写真は8日、北京のビジネス街で撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[香港 24日 ロイター] - 中国政府は24日、外資参入を制限する2025年版の「ネガティブリスト」を公表した。参入障壁を減らし、制限対象を117項目から106項目に減らした。
ネガティブリストは外資参入を制限・禁止する分野を定めたもので、18年に政府が初めて発表した。
今年は米国の関税で中国経済に一段の圧力がかかる中、参入規制を緩和。国家発展改革委員会(発改委)は「参入のハードルを下げ、市場の活力を刺激する」と表明した。
一部自由化されたのは、テレビ番組制作、通信サービス、医薬品・医療機器のオンライン情報サービス、医療機関による放射性医薬品の使用、林木種子の輸入など。
運輸・物流、貨物輸送、車両レンタルサービスなどについても、地方政府にアクセス拡大を認めるよう奨励した。
無人航空機や電子たばこといった新業態は管理対象に追加された。