シティ、銅価格見通し引き下げ、25%の米関税を第2四半期に予想

シティ・リサーチは27日、米国が第2・四半期に銅輸入に25%の関税を課すと予想し、3カ月先の価格見通しを1トン=1万ドルから9500ドルに下方修正したとノートで明らかにした。写真はシティバンクのロゴ。ニューヨーク証券取引所で21年撮影。(2025年 ロイター/Andrew Kelly/File Photo)
[27日 ロイター] - シティ・リサーチは27日、米国が第2・四半期に銅輸入に25%の関税を課すと予想し、3カ月先の価格見通しを1トン=1万ドルから9500ドルに下方修正したとノートで明らかにした。
トランプ米大統領は先月、電気自動車(EV)や軍事用ハードウエア、半導体などに不可欠な銅の生産を米国に戻すため、銅輸入への関税発動を巡る通商拡大法232条に基づく調査を指示した。
シティは、関税適用が4月にも発表され、5月までに実施されると予想。「米国の輸入関税引き上げや経済成長への逆風から実需が幅広く減少し、銅価格は2025年下半期まで平均で1トン当たり8800ドルまで下落するとみている」と述べた。