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20年債入札結果は弱い、国債先物下げ幅拡大 長期金利15年ぶり1.4%

2025年02月18日(火)13時09分

 2月18日、財務省が午後0時35分に発表した20年利付国債の入札結果は、最低落札価格が99円05銭(最高落札利回り2.067%)となった。写真は都内で2022年11月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 18日 ロイター] - 財務省が午後0時35分に発表した20年利付国債の入札結果は、最低落札価格が99円05銭(最高落札利回り2.067%)となった。平均落札価格は99円60銭(平均落札利回り2.028%)で、落札価格の平均と最低の開き(テール)は55銭と前回(4銭)から大幅に拡大。応札倍率は3.06倍で、前回(3.79倍)から低下した。

市場では「弱い結果」(国内運用会社)と受け止められている。金利先高感や地合いの不安定さに加えて、「イールドカーブ上の割高感も意識されたのではないか」(同)との見方が出ている。あすの高田創日銀審議委員の発言を見極めたいとの見方から、買い手控えられた可能性もあるという。

国債先物は後場に入り下げ幅を拡大。中心限月3月限は一時139円13銭まで下落した後、足元では前営業日比15銭安の139円23銭近辺で推移している。

現物市場では、新発20年債利回りは同2.5ベーシスポイント(bp)上昇の2.030%と、2011年5月以来の高水準。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇の1.400%と10年4月以来の水準まで上昇した。

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