ニュース速報
ビジネス

武田薬品のてんかん治療薬、後期治験で主要目標達成できず

2024年06月17日(月)22時28分

 武田薬品工業は17日、2種類のてんかん性疾患を対象に開発中の治療薬「ソチクレスタット」が後期の臨床試験(治験)で主要な評価項目を達成できなかったと明らかにした。東京で2018年7月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[17日 ロイター] - 武田薬品工業は17日、2種類のてんかん性疾患を対象に開発中の治療薬「ソチクレスタット」が後期の臨床試験(治験)で主要な評価項目を達成できなかったと明らかにした。

「ドラベ症候群」と「レノックス・ガストー症候群」の成人および小児を対象にソチクレスタットと抗てんかん薬を併用した治療で試験した。両症候群は通常、乳児期か幼児期に発症し、発作が頻繁かつ長期間続くのが特徴。

ドラベ症候群を持つ2歳から21歳の患者に対する治験では、16週間経過した段階でけいれん発作の頻度を減少させる効果は認められず、主要目標をわずかに下回った。ただ発作強度や持続時間などの副次的目標では「名目上有意な」改善を示したとしている。

レノックス・ガストー症候群の2歳から55歳の患者を対象とした治験では、ドロップ発作と呼ばれる重篤な発作を軽減することができなかった。

安全性と忍容性については両試験で概ね良好な結果が出た。

武田薬品は今後、規制当局と協議し次の対応を決める。また今回の治験結果が財務に与える影響について評価作業をするとしている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

小売販売2月は0.2%減、2カ月ぶりマイナス ガソ

ワールド

ホルムズ海峡付近でタンカー被弾・炎上、クウェート船

ワールド

中東紛争、アフリカ経済への打撃は限定的か=アフリカ

ビジネス

豪中銀、将来の金利「予測困難」 中東紛争巡る不確実
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 4
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 8
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 9
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 10
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中