ニュース速報
ビジネス

ユナイテッドヘルス、ランサムウエア集団がハッカー攻撃

2024年03月01日(金)13時26分

 米医療保険・医療サービス大手ユナイテッドヘルス・グループは29日、傘下でヘルスケアテクノロジーを手掛けるチェンジ・ヘルスケアが受けたサイバー攻撃について、「ブラックキャット」と名乗るランサムウエア(身代金要求型ウイルス)集団によるものだと発表した。写真は米カリフォルニア州サンタアナの同社オフィスビル。2020年4月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

[29日 ロイター] - 米医療保険・医療サービス大手ユナイテッドヘルス・グループは29日、傘下でヘルスケアテクノロジーを手掛けるチェンジ・ヘルスケアが受けたサイバー攻撃について、「ブラックキャット」と名乗るランサムウエア(身代金要求型ウイルス)集団によるものだと発表した。

同社が21日に公表したサイバー攻撃は、電子薬局の調剤や保険取引に混乱をもたらし、米国の医療システム全体に影響が波及している。

ユナイテッドヘルスは当初、攻撃を行ったのは「国家に関連した」主体の疑いがあるとしていた。

同社は、自社の専門家が法執行当局および外部コンサルタントと協力して顧客と患者への影響を測定していると説明した。その上で「わが社は影響を受けた環境を復旧させるために複数の方法に取り組んでおり、全てのシステムについて先を見越した積極的な対応を続け、システムに問題があった場合は、即座に措置を講じる」と述べた。

医療専門ニュースサイト、スタットニュースは29日、入手した病院のサイバーセキュリティ―担当者との電話会議の録音を情報源として、機能停止は数週間続く可能性があると報じた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:トランプ政権で職を去った元米政府職員、「

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 2
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    ウクライナ軍ドローン、クリミアのロシア空軍基地に…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中