ユーロ圏小売売上高、10月前月比は微増 増加は4カ月ぶり

10月のユーロ圏小売売上高は前月比で0.1%増え、4カ月ぶりの増加となった。今年9月、パリで撮影(2023年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が6日発表した10月のユーロ圏小売売上高は前月比で0.1%増え、4カ月ぶりの増加となった。個人消費の伸びが、経済成長を小幅に押し上げることを示唆した。
10月の小売売上高は前年同月比で1.2%減。
ロイターがまとめた市場予想は前月比が0.2%増、前年同月比が1.1%減だった。
前月比の増加は、通信販売・インターネット通販の売り上げが2.2%増えたことや、非食品が0.8%増えたのが寄与した。
一方、食品・飲料・たばこの売上高は前月比1.1%減。自動車用燃料は0.8%減だった。
前年同月比では、食品と燃料の売り上げ減が目立った。非食品は0.1%増。
ユーロ圏の2023年第3・四半期の域内総生産(GDP)は前期比0.1%減った。これまでの調査や指標は、第4・四半期もマイナス成長になる可能性が高いことを示唆している。