旧村上系がコスモHD株を岩谷産業に売却、追加取得取り下げ

12月1日、ガス・エネルギー事業などを手掛ける岩谷産業は、コスモエネルギーホールディングスの株式を旧村上ファンド系の投資会社などから追加取得したと発表した。写真は東京都内で2015年12月撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)
Shinichi Uchida
[東京 1日 ロイター] - ガス・エネルギー事業などを手掛ける岩谷産業は1日、コスモエネルギーホールディングスの株式を旧村上ファンド系の投資会社などから追加取得したと発表した。約1740万株を1053億円で買い取り、持ち株比率は0.07%から19.93%に上昇した。
コスモを巡っては旧村上ファンドが株式を買い増す意向を表明し、コスモ側は12月14日に臨時株主総会を開いて買収防衛策の是非を問う予定にしていた。
岩谷産業はコスモHDとLPガスやLNGの販売・仕入れなどで取引関係がある。水素事業でも合同会社を設立するなど協業している。
株式取得のため、三菱UFJ銀行から資金を借り入れた。また株式取得後の公正取引委員会の審査で排除措置命令を行わないとの通知があれば、旧村上ファンド系から25万株を追加取得する予定という。
〈旧村上系、岩谷も「コスモの株主価値向上が重要課題と認識」〉
旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンスと南青山不動産、野村絢氏は1日、岩谷産業に同日付で株式を譲渡したと発表した。7月27日付でコスモに提出した大規模買い付け行為等趣旨説明書は取り下げた。
シティなどは、株式譲渡の背景について、岩谷産業もコスモの株主価値向上が重要な経営課題と認識しており、さらに株主価値向上に向けた取り組みが加速することを期待すると説明している。
コスモHD株式を巡っては、2022年3月に当時の筆頭株主だったアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ政府系ファンドが、持ち分約16%をすべて売却した。旧村上ファンド系はシティなどが22年3月末に5%超の株式を取得して以降、コスモHD株の買い増しを進め、23年4月には保有比率が約20%に達した。20%の水準は、それまでのコスモHDと旧村上系のやりとりで重要なポイントとされていた。
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