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米新興EVルーシッド、人員約18%を削減へ

米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループは28日、全従業員の約18%に相当する1300人程度を削減すると発表した。リストラ計画の一環としてのコスト圧縮が目的。写真は米アリゾナ州で展示されるEV「Lucid Air」で2021年9月撮影(2023年 ロイター/Hyunjoo Jin)
[28日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループは28日、全従業員の約18%に相当する1300人程度を削減すると発表した。リストラ計画の一環としてのコスト圧縮が目的。
ピーター・ローリンソン最高経営責任者(CEO)は書簡で、今後3日間で全従業員に人員削減計画について通知すると説明し、幹部を含む米国内のほぼ全ての組織と職務が対象になると付け加えた。
同社が先月発表した今年の生産台数見通しはアナリスト予想を大きく下回り、第4・四半期の受注も大幅に減ったことが明らかになった。
ルーシッドの従業員は昨年末時点で約7200人。削減に伴い一時費用2400万─3000万ドルも計上する。リストラ計画は第2・四半期末までにおおむね完了する見通し。
専門家は、業界首位の米テスラの値下げと、大手自動車メーカーが開発したより価格の低いEVが入手できるようになったことが、ルーシッドなど新興EVメーカーに対する新車需要を圧迫していると指摘している。