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JPモルガン、パリ郊外貧困地域で海外初の都市発展支援事業

2018年11月05日(月)14時09分

 11月4日、米大手銀行JPモルガン・チェースは、フランス・パリ郊外のセーヌ・サンドニ県などいくつかの貧困地域に対して都市の発展支援プログラムを海外で初めて適用する方針を明らかにした。写真はニューヨークの同行本店前で2013年9月に撮影(2018年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク/パリ 4日 ロイター] - 米大手銀行JPモルガン・チェースは4日、フランス・パリ郊外のセーヌ・サンドニ県などいくつかの貧困地域に対して都市の発展支援プログラムを海外で初めて適用する方針を明らかにした。同行は4年前、デトロイトの経済復興のための投資を実施して以来、こうした事業に取り組んでいる。

同行がロイター宛てに出した声明によると、セーヌ・サンドニ県などで職業訓練や中小企業育成に向けて5年間で3000万ドルを拠出する。

パリ北方に位置するセーヌ・サンドニ県は、フランスで最も貧困率と犯罪発生率が高い。

企業責任部門を統括するピーター・シャー氏は、プログラムを通じて、一部がこうした地域の近くに拠点を持つ同行の顧客によって必要とされている技能を労働者に提供すると説明。力を入れるのは建設、IT、環境関連などフランスにおいて重要な産業で、地域経済にとって良い結果をもたらし、それが同行の利益にもなると付け加えた。

同行は9月、米国内外の最大30都市に計5億ドルを投資する計画を明らかにしており、今回の3000万ドルはその一部となる。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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