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前場の日経平均は3日続伸、買い戻し広がり一時250円高
9月18日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比248円18銭高の2万3342円85銭となり、3日続伸した。写真は都内にある証券会社の株価ボード前で2015年6月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 18日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比248円18銭高の2万3342円85銭となり、3日続伸した。早朝、トランプ米政権が2000億ドル相当の対中追加関税を適用すると発表し、寄り付き後は売りが先行したが、その後、下げが強まらなかったことで買い戻しが入った。
悪材料が出たにも関わらず、日本株が上昇したことについては、予想外との声も多く聞かれた。「米中貿易戦争への不安は残るものの、(2000億ドル分の追加関税の)発動時期やパーセンテージなど不透明な部分が解消し、不安材料が少なくなったからではないか」(内藤証券の投資調査部長、田部井美彦氏)との見方が出ていた。
チャート的には、5、6、7、8月と上値を抑えられた2万3000円を明確に上抜けた。次の上値めどとして昨年11月9日高値2万3382円15銭が意識されるという。
TOPIXは1.10%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2690億円。全33業種が上昇し、保険、空運、鉄鋼、石油・石炭製品などが値上がり率上位にランクインした。
東証1部の騰落数は、値上がり1602銘柄に対し、値下がり425銘柄、変わらずが81銘柄だった。