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中曽前日銀副総裁、大和総研理事長に就任へ 武藤氏は名誉理事に

2018年06月19日(火)16時34分

 6月19日、大和総研は、中曽宏・前日銀副総裁(写真)が7月1日付で理事長に就任すると発表した。日銀本店で2015年4月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 19日 ロイター] - 大和総研は19日、中曽宏・前日銀副総裁が7月1日付で理事長に就任すると発表した。武藤敏郎理事長は名誉理事に就任する。

中曽氏は13年から18年の5年間、日銀副総裁を務めた。1990年代後半に大手金融機関の経営破綻など金融システム不安が広がった際には、日銀の信用機構課長として危機対応に奔走した。金融市場局長時代には国際決済銀行(BIS)市場委員会議長を兼任するなど金融システム、市場取引、国際金融のいずれにも精通。国際人脈も豊富だ。

新設の名誉理事に就く武藤氏は、財務事務次官を経て2003年から2008年に日銀副総裁を務めており、二代続けて日銀副総裁が大和総研の理事長に就任する。

●中曽 宏(なかそ ひろし) 78年東大経卒、日銀入行。97年5月信用機構局信用機構課長、03年5月金融市場局長、08年11月理事、13年3月副総裁。東京都出身。64歳。

(伊藤純夫)

ロイター
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