ニュース速報

ビジネス

米国株は反落、工業株が安い

2018年01月19日(金)07時46分

 1月18日、米国株式市場は反落して取引を終えた。写真はNY証券取引所のトレーダー、12日撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 18日 ロイター] -

米国株式市場は反落して取引を終えた。ハイテク株が小幅上昇したものの、工業株や金利動向に敏感な銘柄に売りが出た。

このところ堅調だったボーイングは3.1%下落。ゼネラル・エレクトリック(GE)も3.3%安となり、ダウを圧迫した。

エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ウォーン氏は「経済がどの程度のペースで拡大するかと、金利上昇ペースがどの程度になるかとの見方の間で綱引きが続いている」と指摘し、2018年は17年よりも相場の変動が予想される、との見方を示した。

モルガン・スタンレーも決算を発表し、これで大手銀行の決算はほぼ出そろった。モルガン・スタンレーの決算は利益が予想を上回り、株価は上昇した。

一方、バンク・オブ・ニューヨーク(BNY)メロンは4.4%安。2018年に一段の費用が発生するとの見通しを示したことが圧迫材料となった。

アルコアも四半期決算がアナリスト予想を下回ったことから7%下げた。

IBMとアメリカン・エキスプレス(アメックス)は、決算発表を受け、引け後の取引で売られた。

連邦政府機関が閉鎖される可能性への警戒感も株価を圧迫した。

ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.64対1の比率で上回った。ナスダックでは1.74対1で値下がり銘柄数が多かった。

S&P総合500種構成銘柄をみると、84銘柄が52週高値を更新し、12銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄では127銘柄が新高値をつけ、25銘柄が新安値を付けた。

米取引所の合算出来高は69億3000万株。直近20営業日の平均は63億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26017. -97.8 -0.3 26149. 26153. 25947. <.DJI>

81 4 7 55 42 32

前営業日終値 26115.

65

ナスダック総合 7296.0 -2.23 -0.0 7293.6 7313.8 7276.1 <.IXIC

5 3 5 9 1 >

前営業日終値 7298.2

8

S&P総合500種 2798.0 -4.53 -0.1 2802.4 2805.8 2792.5 <.SPX>

3 6 0 3 6

前営業日終値 2802.5

6

ダウ輸送株20種 11262. +4.39 +0.0 <.DJT>

86 4

ダウ公共株15種 683.90 -3.77 -0.5 <.DJU>

5

フィラデルフィア半導体 1370.5 +6.27 +0.4 <.SOX>

6 6

VIX指数 12.22 +0.31 +2.6 <.VIX>

0

S&P一般消費財 833.59 -0.41 -0.0 <.SPLR

5 CD>

S&P素材 394.26 -0.27 -0.0 <.SPLR

7 CM>

S&P工業 669.56 -4.12 -0.6 <.SPLR

1 CI>

S&P主要消費財 592.00 -1.86 -0.3 <.SPLR

1 CS>

S&P金融 487.24 -0.70 -0.1 <.SPSY

4 >

S&P不動産 193.36 -1.92 -0.9 <.SPLR

8 CR>

S&Pエネルギー 565.24 -4.54 -0.8 <.SPNY

0 >

S&Pヘルスケア 1019.1 +0.17 +0.0 <.SPXH

3 2 C>

S&P電気通信サービス 160.57 +0.38 +0.2 <.SPLR

4 CL>

S&P情報技術 1178.4 +2.03 +0.1 <.SPLR

5 7 CT>

S&P公益事業 254.62 -1.60 -0.6 <.SPLR

2 CU>

NYSE出来高 8.67億株 <.AD.N

>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 23850 + 80 大阪比 <0#NK:

>

シカゴ日経先物3月限 円建て 23825 + 55 大阪比 <0#NIY

:>

(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

習中国主席、フランス・セルビア・ハンガリー訪問 5

ビジネス

米エリオット、住友商事に数百億円規模の出資=BBG

ワールド

米上院議員、イスラエルの国際法順守「疑問」

ワールド

フィリピン、南シナ海巡る合意否定 「中国のプロパガ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分に…

  • 10

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中