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出光総会、月岡社長ら取締役選任 創業家の統合反対続く

2017年06月29日(木)13時37分

 6月29日、出光興産は株主総会で、月岡隆社長らの取締役選任議案を可決した。総会終了後、創業家側の関係者は、昭和シェル石油との経営統合に引き続き反対する意向を強調した。写真は出光興産の看板。都内で2015年11月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai/File Photo)

[東京 29日 ロイター] - 出光興産<5019.T>は29日の株主総会で、月岡隆社長らの取締役選任議案を可決した。総会終了後、創業家側の関係者は、昭和シェル石油<5002.T>との経営統合に引き続き反対する意向を強調した。

出光昭介名誉会長ら創業家の代理人を務める鶴間洋平弁護士は、「経営統合の撤回を目指して創業家は引き続き活動を続ける」と記者団に語った。

出光興産は昭和シェルとの経営統合を目指しているが、出光名誉会長とその家族は、統合に必要な特別決議で拒否権を発動できる3分の1以上の議決権を保有すると主張。同氏らは、「体質・社風」が異なる昭和シェルとの統合は出光興産の創業以来の理念を損なうとして反対している。

このため、創業家側は、株主総会で昭和シェルとの統合を進める月岡社長ら5人の取締役選任議案に反対すると発表していた。

ロイター
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