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フィリピン中銀、政策金利据え置き インフレ予想を下方修正

2017年06月22日(木)19時22分

[マニラ 22日 ロイター] - フィリピン中央銀行は22日、政策金利の翌日物借入金利を3.0%に据え置き、今年のインフレ見通しを下方修正した。

ロイター調査では、エコノミスト12人全員が、据え置きを予想していた。

中銀は2017年の平均インフレ率予想を従来の3.4%から3.1%に引き下げた。18年については3.0%で据え置いた。

テタンコ中銀総裁は会合後に記者団に対し、今後インフレ率の下振れが見込まれると語った。

また、税収拡大を目指す政府の税制改革法案が一時的にインフレに影響する可能性があるものの、社会保障制度によって影響は軽減されるとの見方を示した。

中銀の発表後、キャピタル・エコノミクスは、インフレ見通しを踏まえると「引き締めは正当化されない」と指摘し、年内は金利が据え置かれるとの予想をあらためて示した。

テタンコ総裁は来月の退任を控え、今回が最後の会合となった。後任にはエスペニラ副総裁が就任する。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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