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米インフレ率、2%の目標に向かって上昇=シカゴ連銀総裁

2017年03月28日(火)04時23分

 3月27日、米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は米インフレ率が着実にFRBの目標である2%に向かって上昇しているとしつつも、長期インフレ期待がなお目標を下回って推移していることは懸念材料との見解を示す。2010年撮影(2017年 ロイター/Nir Elias)

[マドリード 27日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は27日、米インフレ率が着実に連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に向かって上昇しているとしつつも、長期インフレ期待がなお目標を下回って推移していることは懸念材料との見解を示した。

エバンズ総裁は当地での会合で「インフレ率は確実にわれわれの目標である2%に向かっている」とし、「多くの予想よりも若干早期に実現することを望む。ただ、長期インフレ期待が2%を下回っていることを引き続き懸念している」と語った。

さらに、米国にはかなりの不透明要素が存在し、米トレンド成長率は多くが望ましいとする水準を下回って推移しているとの見方を示した。

変動の大きなエネルギーや食品などを除くコアインフレについては、2019年まで2%の目標に到達することは見込んでいないとした。

ロイター
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