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正午のドルは101円前半、上値が重い

2016年09月30日(金)12時13分

 9月30日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、わずかにドル高/円安の101.15/17円。写真はブダペストで2011年11月撮影(2016年 ロイター/Laszlo Balogh)

[東京 30日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、わずかにドル高/円安の101.15/17円。

月末期末に絡む実需の売買はほぼ一巡したとみられるが、前日ニューヨーク市場の後場から続くドルの上値の重さは東京市場にも引き継がれた。来週に主要な米経済指標を控え、海外短期筋の動きは鈍いという。

8時半に発表された8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は99.6となり、前年同月比0.5%低下した。ロイターがまとめた民間予測はマイナス0.4%だった。

コアCPIが予想を下回ったことで、一部の投機筋が円売りを手掛け、ドルは一時101.25円付近まで上昇した。しかし、株価が200円超の下げとなる中、ドルの上値追い気運は盛り上がらず、間もなく反落。一時100.92円まで下落した。

日銀の黒田総裁は30日午後、衆院予算委員会に出席する。午後1時33分から2時18分の間に、江田憲司委員(民進)に対して答弁する。

財新/マークイットが発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、前月の50.0から上昇、市場予想と一致した。

国内外で受注が増加したが、回復ペースは鈍く、企業の人員削減も続いている。9月の生産の増加ペースは過去3カ月で最低。新規受注も小幅な伸びにとどまっている。

約8%の企業が人員が減ったと回答。ただ、値上げのペースは前月から加速しており、企業が価格決定力を取り戻しつつあることも浮き彫りになった。

ロイター
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