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市場の動揺、リスクオン・オフの切り返し=甘利経済再生相

1月20日、甘利明経済再生相は、月例経済報告等に関する関係閣僚会議後に会見し、市場の動揺は「リスクオンとリスクオフの切り返し」との見方を示した。写真は株価ボードの前を通過する人々、都内で撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 20日 ロイター] - 甘利明経済再生相は20日夕、月例経済報告等に関する関係閣僚会議後に会見し、市場の動揺は「リスクオンとリスクオフの切り返し」との見方を示した。
市場の一部では日銀の追加緩和への期待感が高まっているが、「政府が金融政策に言及すれば市場に無用の混乱を招きかねない」とし、金融政策は日銀の判断に委ねると述べた。
原油価格の下落や中国経済の先行きに不透明感が広がっていることなどから、東京市場では株安・円高が進行している。
甘利再生相は、原油安が日本経済にとってプラスに働くとする一方、「中長期的にみれば産油国や資源国の経済にダメージを与える」とした。その上で、原油安に伴う産油国の財政悪化によって金融資産の売却が進み、株式の売り圧力となっていると説明した。
中国については「手探りながら的確に対応していくと思う」と述べた。
(梅川崇)