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米株は下落、エネルギー株に売り

2015年08月01日(土)07時14分

 7月31日、米国株は下落。エネルギー株が売られ全体を押し下げた。写真はNY証券取引所前の金融街の道路標識。2013年5月撮影。(2015年 ロイター/ Lucas Jackson)

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 31日の米国株式市場は下落して取引を終えた。エネルギー株が売られ全体水準を押し下げた。

ダウ工業株30種平均<.DJI>は56.12ドル(0.32%)安の1万7689.86ドルで取引を終えた。

S&P総合500種指数<.SPX>は4.79ポイント(0.23%)安の2103.84だった。

ナスダック総合指数<.IXIC>は0.50ポイント(0.01%)安の5128.28。

週間ではいずれも上昇し、ダウが約0.7%、S&Pが約1.2%、ナスダックが約0.8%それぞれ値上がりした。月間も全て上昇し、ダウは約0.4%、S&Pが2.0%、ナスダックは2.8%のプラスだった。

石油大手のエクソン・モービルとシェブロンは4.6%と4.9%それぞれ下落した。原油安が足かせとなり第2・四半期が減益となった。

両社の株が大きく売られたことに加え、この日は原油価格が供給過剰懸念から一段安となったことが重しとなり、エネルギー株指数<.SPNY>は約2.6%低下した。1日の下落幅は1月以来の大きさとなった。

朝方発表された第2・四半期の米雇用コスト指数は0.2%上昇と、33年ぶりの低い伸びにとどまり市場予想も下回った。このため、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを遅らせるかもしれないとの見方が広がって相場が上昇する場面もあった。野村証券インターナショナル(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、スタンレー・サン氏は「9月の利上げに向けて意気込んでいただけに、市場予想との違いの大きさには確かに少し驚いた。9月の利上げの可能性は下がるだろう」と述べる。

ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄と下げ銘柄の比率が1.72対1だった。ナスダックも上げが下げを上回り、比率は1.33対1だった。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約68億株で、 今月の1日平均である67億株をやや上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         17689.86(‐56.12)

前営業日終値    17745.98(‐5.41)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         5128.28(‐0.50)

前営業日終値    5128.79(+17.06)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2103.84(‐4.79)

前営業日終値    2108.63(+0.06)

ロイター
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