ニュース速報

ビジネス

訂正:東電4─6月期経常利益は前年比4倍の2141億円、燃料安が追い風

2015年07月31日(金)19時24分

 7月29日、東京電力の2015年4─6月期連結決算は経常利益が前年同期比4倍の2141億円だった。燃料費が減少したことで、第1・四半期決算の開示を始めた03年度以降で最高の経常利益となった。写真は、東電のロゴ、2011年6月撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 29日 ロイター] - 東京電力<9501.T>が29日発表した2015年4─6月期連結決算は経常利益が前年同期比4倍の2141億円だった。LNG(液化天然ガス)などの燃料費が前年同期比2231億円減少したことが追い風となり、第1・四半期決算の開示を始めた03年度以降で最高の経常利益となった。

電力業界では、原油や為替相場を反映した燃料輸入価格の増減を電気料金に反映させる調整制度があり、燃料輸入価格が低下すれば一定期間後に料金を引き下げる必要がある。

4─6月期は、燃料価格低下の効果が先行し、料金の引き下げが遅れることによるプラス効果が約1800億円生じた。このプラス効果は燃料の輸入価格が横ばいで推移した場合は、順次解消する。

2016年3月期通期業績予想は、柏崎刈羽原発の再稼働時期が見通せないとして未定とした。

*見出しを訂正しました。

(浜田健太郎)

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

AUKUS、韓国とも連携協議 米英豪の安保枠組み

ワールド

トランプ氏、不法移民送還に向けた収容所建設を否定せ

ビジネス

国内送金減税、円安対策で与党内に支持の声 骨太に記

ビジネス

三井物産、25年3月期の純利益15.4%減 自社株
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 5

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 6

    衆院3補選の結果が示す日本のデモクラシーの危機

  • 7

    なぜ女性の「ボディヘア」はいまだタブーなのか?...…

  • 8

    ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサ…

  • 9

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 10

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 9

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中