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投票否決でもグリジットないとの見方、ユーロ圏国債利回り低下

2015年07月04日(土)03時03分

 7月3日、ユーロ圏金融・債券市場は、国債利回りが総じて低下した。写真はアテネの反緊縮集会で3日撮影(2015年 ロイター/Yannis Behrakis)

[ロンドン 3日 ロイター] - 3日のユーロ圏金融・債券市場では、国債利回りが総じて低下した。5日実施のギリシャ国民投票で改革案の受け入れが否決されても、同国が必ずしもユーロ圏離脱に追い込まれるわけではないとの見方が広がった。

最新の調査によると、緊縮策の受け入れの是非をめぐり、ギリシャ国内の世論は賛否がきっ抗している。

ナティクシスのストラテジスト、ジャン・フランソワ・ロビン氏は「国民投票を控えポジションを中立にしようと手仕舞いの動きが出た」とし、「国民投票で否決されても、グリジット(ギリシャのユーロ圏離脱)とはならない。交渉の扉はまだ開いている」と述べた。

安全資産とされる独10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)低下の0.79%。週間では13bp低下した。

最近のギリシャ情勢の周辺国への影響は限定的にとどまっている。この日は米国市場が祝日で休場だったため、商いは薄かった。

イタリア、スペインの10年債利回りは7━9bp低下のそれぞれ2.26%、2.23%をつけた。

ロイター
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