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米国務長官、サウジやUAE歴訪 イラン緊張巡り協議
[リヤド 24日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は24日、米イラン間の緊張が高まる中、湾岸アラブの同盟国を歴訪し、イラン問題や海上の安全保障を巡り協議した。
サウジアラビアではサルマン国王やムハンマド皇太子と会談。その後、アラブ首長国連邦(UAE)を訪れる。
ポンペオ長官はサウジ・ジッタから投稿したツイッターで、最近発生したタンカー攻撃などを踏まえ、海上輸送の保護について意見交換したと明らかにした。
またサウジ当局は、ポンペオ長官とムハンマド皇太子が、敵対的なイランの行動及びテロ行為への対応で両国が協調することであらためて一致したことを明らかにした。
ポンペオ長官は出発前に記者団に対し、米政府がイラン側との対話を望んでいると表明した。「(サウジとUAEと)協議し、戦略的に一致していることを確実にする」と述べた。
サウジ人記者ジャマル・カショギ氏が昨年殺害された事件について、国務省の高官は国王との会談では「議題に上らなかった」と明らかにした。ムハンマド皇太子と話し合ったかについては確認できないとした。
同事件を巡っては、独立調査に当たった国連の特別報告者は19日、サウジのムハンマド皇太子やサウジ高官を捜査するべきとの見解を示した。皇太子らが事件に関与したことを示す信頼できる証拠があるとした。
トランプ大統領は23日にNBCに対し、最近行ったサウジのムハンマド皇太子との電話会談について、カショギ氏殺害については協議しなかったと述べた。米連邦捜査局(FBI)が捜査すべきかとの質問に対しては「かなり捜査されていると思う」と答えた。
*内容を追加しました。