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米テスラの「モデル3」通関手続き停止、中国当局が改善策受け入れ

2019年03月06日(水)05時22分

[ベンガルール/上海 5日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラは5日、ラベルの印刷ミスなどで停止された量産型セダン「モデル3」の中国通関手続きについて、問題解決に向けた同社の計画を中国関税当局が受け入れたと発表した。

中国の財新は同日、上海の税関当局がテスラ輸入車に関する通関手続きを停止したと報じていた。

テスラの広報担当は「当社はすでに中国税関と解決に達しており、輸入車の通関手続き再開に向け税関と緊密に連携していく」と説明。「中国でのモデル3販売に影響はなく、すでに手続き済みのモデル3の供給を継続する」とした。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は「中国への販売には明確なハードルがあり、中国での成長に賭ける際のリスクとなる」と述べた。

新華社によると、合計1171台のモデル3が中国北部の天津港に到着したという。

また環球時報は、モデル3が2月22日に初めて上海に到着し、月末から供給を開始すると報じた。

テスラの上海工場では年末にモデル3の製造を開始する予定。最終的には週1万台のペースで製造するという。

ロイター
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