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イタリアにはすでに金準備に関する法律存在=中銀総裁
2019年02月14日(木)06時34分
[ミラノ 13日 ロイター] - イタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は13日、連立政権が金準備について国家に帰属すると定めた法律草案を作成したものの、イタリアにはすでに金準備に関する法律は存在するとの認識を示した。
連立政権を構成する右派政党「同盟」は今週に入り、金準備の帰属先を明確に示し、憲法改正を通して政府による金準備の売却を可能にする法律の草案を作成したことを明らかにしている。
ビスコ総裁は、金準備に関する新たな法律は必要かとの質問に対し、「(金準備に関する)法律はすでに存在している」と述べた。
欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ加盟国の金準備はECB、および加盟各国の中央銀行で構成される欧州中央銀行制度(ESCB)に属し、ESCBのみに管理されると定めている。
ビスコ総裁はこの他、イタリア中銀の独立性が脅かされているとは考えていないと表明。ただ責任の所在について混乱があったとの見方を示した。
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