コラム

藤井聡太さん、100万円あったら何に使いますか?

2022年06月30日(木)16時15分

また、ルーティンとして数年前から続けているのがお茶を飲んで気持ちを切り替えること。食事は毎回バラバラだが、「対局に持っていく飲み物の構成は大体いつも同じにしている」と話す。

食事といえば近年注目されている「将棋メシ」。藤井叡王も「食事にこだわりがある人が多いので、『この注文はどういう意図なのか』を想像して楽しんでいる」と言う。

対局中の食事を含め、ここ数年はスポーツ観戦のように、将棋の対局や解説者の話を楽しむファン「観る将」が増えてきた。その一人である藤野氏は、「将棋人口を増やすために意識していることや心掛けていることは?」と質問。

これに対し、藤井叡王は

「映像中継される機会が増えて、将棋を観て楽しんでいただける環境が整ってきたと思う。自分はプレイヤーなので対局を通した活動がメインになるが、長期的にはそれだけでなく、将棋の面白さをもっと知ってもらうためにいろいろなことをやっていきたい」

と話した。

長考しながらも、一つひとつの質問に丁寧に答えていた藤井叡王。普段はなかなか聞けないお金の話などを通じて、素顔が垣間見える対談となった。

構成・酒井理恵

●YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」

プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(日経BP 日本経済新聞出版)など。

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