電光石火でイラン上空の制空権を奪取! 装備と戦略と情報工作、すべてで圧倒し勝敗を決したイスラエル空軍
How Israel's air force compares as IDF claims "air superiority" over Iran
英国の国際戦略研究所(IISS)によると、イスラエルは340機の実戦運用可能な各種航空機を保有している。中でも第5世代戦闘機F-35iが39機、F-15が75機、F-16が200機弱とされる。イラン国営メディアは、最近イスラエルのF-35を最大3機撃墜したと報じたが、イスラエルはこれを否定している。
「主要な仮想敵国であるイランに対しては、イスラエルの作戦立案者は長年にわたりその対応策を練っており、今それを実行している」とメルテンスは語る。
ブロンクによると、イランはF-35iによる迅速な位置特定や電子戦能力に対して技術的な対抗手段をほとんど持たず、F-16やF-15による精密誘導兵器、たとえば空中発射弾道ミサイル「ランペイジ」の支援を受けた組み合わせに苦戦しているという。
イスラエルはF-35iを約10年前に導入し、防空突破に活用。2年後にはランペイジを導入して他機との間隔を拡げる戦術をとったと、RUSIは指摘する。
フリーアによれば、イラン空軍は「戦闘が始まる前から壊滅的な状態にあった」。実質的には「空軍とは言えないレベルだ」。
IISSによれば、イラン空軍が保有する航空機のうち実際に飛行可能とみられるのは、戦闘機138機と地上攻撃機70機超を含む計265機と推定されている。