最新記事
事件

米メーン州銃乱射事件、18人が死亡し13人が負傷...容疑者の素顔は?

2023年10月30日(月)17時30分
ジュリア・カルボナロ
ボウリング場で銃を乱射したカード容疑者

ボウリング場で銃を乱射したカード容疑者 ANDROSCOGGIN COUNTY SHERIFF'S OFFICE VIA FACEBOOKーHANDOUTーREUTERS

<メンタルヘルス上のトラブルを抱えており、同州内の州兵基地を銃撃すると脅したこともあったという>

10月25日、米東部メーン州ルイストンのボウリング場と飲食店で男が銃を乱射する事件が発生。計18人が死亡し、13人が負傷した。容疑者は逃走したが、地元警察は同州に住むロバート・カード(40)を殺人容疑で指名手配した(編集部注:27日に遺体で発見。自殺とみられる)。

【動画】米メーン州銃乱射事件、18人が死亡し13人が負傷...容疑者の素顔は?

警察によれば、カードは米陸軍の予備役で銃器の取り扱いの指導を行っている人物だ。最近は幻聴などメンタルヘルス上のトラブルを抱えており、同州内の州兵基地を銃撃すると脅したことも。今年夏にはメンタルヘルスの治療施設に2週間入所していたという。2001~04年にメーン大学でエンジニアリングを専攻していたが、卒業はしていない。

人口わずか130万人ほどのメーン州は殺人の発生率が極めて低く、昨年の殺人件数は29件のみ。それだけに凄惨な大量殺人に衝撃が広がっている。銃規制の法案審議は共和党の抵抗で進まないが、バイデン米大統領は改めて対策の強化を訴えている。

ビジネス
栄養価の高い「どじょう」を休耕田で養殖し、来たるべき日本の食糧危機に立ち向かう
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米雇用統計、4月予想上回る17.7万人増 失業率4

ワールド

ドイツ情報機関、極右政党AfDを「過激派」に指定

ビジネス

ユーロ圏CPI、4月はサービス上昇でコア加速 6月

ワールド

ガザ支援の民間船舶に無人機攻撃、NGOはイスラエル
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 7
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 8
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 9
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中