最新記事

2016米大統領選

アメリカ大統領選、クリントンがわずかにリード 最新世論調査2件で

2016年11月4日(金)10時42分

11月3日、最新の世論調査2件で米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が共和党候補ドナルド・トランプ氏に対するリードをわずかながらも維持していることが分かった。写真は10月26日、それぞれの集会に出席する両候補の合成写真(2016年 ロイター/Carlo Allegri (L)/Carlos Barria (R))

 11月8日の米大統領選が数日後に迫る中、3日公表の世論調査では民主党候補ヒラリー・クリントン氏が共和党候補ドナルド・トランプ氏に対しわずかながらリードを維持していることが分かった。

 ニューヨーク・タイムズ(NYT)/CBSが10月28日─11月1日に1333人の登録有権者を対象に実施した調査で、クリントン氏の支持率は45%で、トランプ氏の42%を3%ポイント上回った。

 連邦捜査局(FBI)は10月28日、クリントン氏の私用メール問題に関し、新たなメールが発見されたとして捜査を再開する方針を発表した。

 NYTによると、「総じて約10人に6人が、いずれの候補に関して土壇場で何かが発覚しても投票行動に実質的な影響を与えることはない」と回答した。

 ジェンダー間の差も鮮明で、女性はクリントン氏、男性はトランプ氏を支持する傾向が強いという。

 ワシントン・ポスト(WP)/ABCが10月29日─11月1日に1767人を対象に実施した調査ではクリントン氏の支持率は47%で、トランプ氏の45%を2%ポイント上回った。

 米政治専門サイト「リアルクリアポリティクス」がまとめた世論調査の平均は、3日時点でクリントン氏が1.7%ポイント差でトランプ氏をリード。前月末時点では大きく差が開いていたが、トランプ氏が猛追している。

[ニューヨーク 1日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米政権が「麻薬船」攻撃で議会に正当性主張、専門家は

ビジネス

米関税で打撃受けた国との関係強化、ユーロの地位向上

ワールド

トランプ氏、職員解雇やプロジェクト削減を警告 政府

ワールド

インドと中国、5年超ぶりに直行便再開へ 関係改善見
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 5
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 6
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」…
  • 7
    1日1000人が「ミリオネア」に...でも豪邸もヨットも…
  • 8
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 9
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 10
    AI就職氷河期が米Z世代を直撃している
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 5
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 8
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中