人気グループTOMORROW X TOGETHERに「むっちゃ見つめられる」ライブが開催中

左から YEONJUN、HUENINGKAI、SOOBIN、BEOMGYU、TAEHYUN (P)&(C) BIGHIT MUSIC
<日本ではあまり浸透していないのがもったいない。VRコンサートの驚くべき没入感――>
ライブにはライブでしか味わえない感動があるが、座席がどの場所になるかでその満足感は結構変わる。もし「誰もが最前列で、まるで自分とアーティストだけの世界のように楽しめる」ライブがあったら......という夢は現実に近づいているのかもしれない。
韓国の人気5人組ボーイズグループ「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」のVRコンサート「TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT : HEART ATTACK」が東京・大阪の映画館で公開中だ(11月14日からは愛知・福岡で公開予定)。
TXTのVRコンサートは昨年初めて、韓国やアメリカ、日本など世界11都市の映画館をめぐる「ワールドVRコンサートツアー」として開催された。日本で行われるVRコンサートとしては最大規模で、アンケートでは満足度99.5%という結果だったという。
今回はより進化した演出が楽しめるということで、公開前日の10月9日に行われた試写会に参加してきたが、かなり印象的な体験だった。
なんといっても、とにかくアーティストとの距離が近い。近過ぎるくらい近い。自分の目の前で歌い踊る彼らの指先の動きから表情の移り変わり、流麗なステップまでしっかり堪能できる。
そして、とにかく彼らと目が合う。目が合うというか、パフォーマンスの間も「じっと、ずっと見つめられている」。こちらはどんな表情をするべきなのか困るくらいだ。
会場では、抽選で選ばれた145人のMOA(TXTのファン名)も一緒に楽しんでいたが、メンバーが顔を近づけてくるたびに悲鳴のような歓声が上がっていた。VRコンサートという味気ない呼称ではなく、「ゼロ距離ライブ」「見つめられライブ」「独り占めライブ」「ファンサされ放題ライブ」などにしてはどうだろう......?