ウォラーＦＲＢ理事、入手可能なデータは雇用低迷示唆 利下げを後押し

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のウォラー理事は１６日、政府の雇用統計が公表されていないが、入手可能なデータは一貫して雇用低迷を示唆しており、他の統計が堅調な成長を示していてもＦＲＢが利下げする必要性を高めていると述べた。ニューヨークで２０２４年１１月撮影（２０２５年　ロイター／Brendan McDermid）

［ワシントン　１６日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のウォラー理事は１６日、政府の雇用統計が公表されていないが、入手可能なデータは一貫して雇用低迷を示唆しており、他の統計が堅調な成長を示していてもＦＲＢが利下げする必要性を高めていると述べた。ブルームバーグ・サーベイランステレビの番組で述べた。

ウォラー氏は「国内総生産（ＧＤＰ）のモメンタムが弱まるか、労働市場が回復するかのどちらかだ。両者は同時には起こらない」と述べた。

ＦＲＢは０．２５ポイントという慎重な利下げを継続すべきだと主張。その理由として「状況がどうなるか分からない。労働市場が回復すれば利下げ圧力は弱まる。間違いは犯したくない」と語った。