【ネタバレ解説】鬼才シャマラン新作映画『キャドー湖の失踪』に期待しすぎは禁物
“Caddo Lake” Explained
母親を不慮の事故で亡くしたパリスは、真相を突き止めるべく謎めいた湖の奥深くへ入っていくが MAXーSLATE
<M・ナイト・シャマラン監督が放つ新作ミステリーはお得意のタイムスリップも逆効果。マニアックなファンには残念な出来(かも)──(レビュー)>
ミステリースリラーの鬼才M・ナイト・シャマラン製作の映画『キャドー湖の失踪』。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの動画配信サービス「Max」の新作で、監督・脚本は『きっと地上には満点の星』のセリーヌ・ヘルドとローガン・ジョージ。主演はエリーザ・スカンレンとディラン・オブライエンだ。
テキサス州カルナックのキャドー湖で8歳の少女が失踪。それをきっかけに湖で次々と不可解な出来事が起きる。予告編を見るとSFチックなタイムスリップもののようだが、シャマラン映画の真骨頂とも言うべき『トラップ』並みの傑作なのか。
以下、マニアックなファンに代わって、気になるところを一つ一つ分析しながら、Q&A形式でまとめてみよう(以下ネタバレ注意!)。
──テキサス州カルナックで何が起きているのか。
まず登場人物の関係を整理しておこう。主役は2人。1人はエリー(スカンレン)で、失踪事件が起きた2022年の時点で10代後半から20代前半(卒業を1学期早める話をしているので大学生らしい)。母親のセレスト(赤毛だと言っておく)とはうまくいっていない。
実の父親はエリーが赤ん坊の頃に失踪、今の父親のダニエル(エリック・ラング)は母親の再婚相手だ。8歳の妹アナはダニエルの連れ子だが、姉妹仲はいい。
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