米中韓が熱視線...アフリカの音楽産業が「いい投資先」と言えるこれだけの理由
African Music Goes Global With Universal Deal

「Calm Down」で大ヒットを飛ばしたレマ SAMIR HUSSEIN-WIREIMAGE/GETTY IMAGES
<ナイジェリアや南アフリカ発の音楽の魅力がネット配信で拡散。ついにはユニバーサルがレーベルを買収した>
ユニバーサル・ミュージック・グループは2月、メイビン・グローバルというナイジェリアのレコードレーベルの株式の過半数を取得すると発表した。メイビンは、ナイジェリアのアーティストであるレマの大ヒット曲「Calm Down」を手がけたレーベルだ。
近年、アフロビーツやアマピアノといったナイジェリアや南アフリカ発祥の音楽ジャンルの人気が世界中で高まっている。今回の買収も、そうした動きを受けたものだ。
例えば、音楽配信サービスのスポティファイにおけるアフロビーツの楽曲の再生回数は2022年には135億回となり、17年の6倍にまで増えた。レマの「Calm Down」はスポティファイで、アフリカのアーティストとしては初めて再生回数が10億回の大台を突破。YouTubeの再生回数も、アフリカのアーティストの音楽ビデオとして過去最高を記録した。ビルボードの全米シングルチャートでは3位と勢いを見せ、通算で57週にわたって100位以内にとどまった。
メイビンにはレマのほか、アイラ・スターやラディポエ、クレヨンといったナイジェリアの大物アーティストたちも所属している。
アフリカは世界で最も急速に成長している音楽市場だ。だがアフリカから世界に向けた音楽輸出の将来性については、これまで適切に評価されてきたとは言い難い。
インターネット接続が十分に普及していないことが、音楽がもたらす経済効果を阻害している。サハラ砂漠以南のアフリカだけでも6億人近い人々(人口の6割に相当する)は電気のない生活をしている。
それでもアメリカ企業の支援があれば、アフリカ音楽が世界の音楽市場を席巻できる可能性は高い。今年グラミー賞は最優秀アフリカン音楽パフォーマンス賞を新設し、南アフリカ出身のアーティスト、タイラが受賞した。ナイジェリアの歌手バーナ・ボーイは昨年夏、ニューヨークのシティフィールドでコンサートを行ったが、アフリカ人アーティストがアメリカ国内で開催したスタジアムコンサートでチケットが完売したのはこれが初めてだった。
ソニー・ミュージックエンタテインメントやワーナー・ミュージックもナイジェリアや南アフリカに進出、タイラやバーナ・ボーイ、ナイジェリアの大物ミュージシャンのダビドと契約を交わした。ワーナーは22年にアフリコリというアフリカの大手音楽配信サービスを買収。アップル系のレーベル、ガンマも昨年夏、ナイジェリアのラゴスにオフィスを開設している。
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