最新記事
仕事・子育て

2つのシンプルな行動で「指示通りに動く部下」が育つ!...1つ目は「名前呼び」、もう1つは?

2025年2月28日(金)16時35分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ここで大事なのは、Bさんも部下のことを思って発言しているということです。仕事ができるようになってほしい、適切なアドバイスでサポートしてあげたい、という思いから、つい否定的な発言をしてしまうのです。

Bさんからすれば、「なぜ、こんなにていねいに指導しているのに部下は言うことを聞いてくれないんだ」と考えることでしょう。しかし、Bさんのアプローチでは部下との信頼関係を築くことは難しいのが現実です。

たとえそのつもりはなくても、部下からするとBさんからのアドバイスは自分の成長を願ってのものではなく、Bさん自身の都合によるものだと考えてしまうのです。

「私の言うことさえ聞けばうまくいく」「上司の業務命令に従いなさい」「年上で経験豊富な私の言うことを聞けば失敗しない」と、無理やり行動させても、万事うまくいくわけではありません。むしろ、反発されてしまうことのほうが多いのです。

これは、家族や友達同士の関係においても同じです。

「親子なんだから、夫婦なんだから、友達なんだから信頼関係ができていて当然」と安易に考えないでください。Bさんのようなアプローチを繰り返していると、近しい人であっても信頼関係は簡単に崩れてしまいます。

では、どうしたらいいのでしょうか?

①必ず相手を名前で呼ぼう

相手との信頼関係を築くための最もシンプルで効果的な方法を知っていますか?

それは、話をするときに「相手を名前で呼ぶ」ことです。

「今さら、そんな当たり前のことを言われても......」「そんなこと、誰でもできることだし......」と思った方もいることでしょう。

しかし「知っている」と「やっている」は違います。私たちは、簡単なことほど軽視してしまいがちです。

実際、職場や家庭、友人同士の会話のなかで、「ねえ」「ちょっと」「あのさ」「あなた」「君」「おまえ」といった言葉で相手を呼んでいませんか?

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、半導体設計ソフトとエタンの対中輸出制限を解除

ビジネス

米経済の不確実性、減税や規制緩和も含め分析すべき=

ワールド

オデーサ港に夜間攻撃、子ども2人含む5人負傷=ウク

ワールド

アングル:イランと停戦のイスラエル、「平和の配当」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 6
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 7
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中