行き詰っている人ほど効果的...「越境」を武器に新たな勝ちパターンを作る方法
都市部のいつもの会議室ではそうはいかないですね。いつもの会議室で、単調な景色で、スーツ&ネクタイ姿の人たちと話した内容、議論した内容を私たちはどれだけ覚えていられるでしょうか?
都心の狭い会議室にいるよりアイデア出しやディスカッションが活発になりやすいことや、「マネジャー合宿」などとテーマを決めた越境学習・人材育成に適していることもメリットでしょう。
「社会の同調圧力に屈しない人」の時代がやってきた
── 「新時代を生き抜く越境学習」に関心のある読者に、メッセージをお願いします。
あらゆる分野で改革や変革が求められ、新たな発想が受け入れられやすくなっている今だからこそ、自分に素直になり、自身のビジョンを発信し、ファンや共感者、理解者を増やしていってほしいですね。
これまでは、社会の同調圧力に合わせられない人=ダメな人とみなされてきました。一方、現代においては、DXや働き方改革などの文脈の中で、常識にとらわれずに行動できる人も歓迎されるようになりつつあります。この環境を追い風として、世間の目を気にしすぎず、自分の欲望に素直になってみてはいかがでしょうか。
「越境」によって、あなたの熱い思いに共感してくれる人を見つけましょう。組織にいなければ他の会社の人と、業界内にいなければ他業界の人とつながる。そうしてまわりを巻き込みながら取り組んでいれば、自然とファンができてくるはずです。
── 思うままに行動を続けていけば、自然と共感してくれる人が集まってくるということですか。
そう思います。ITツールを上手に使えば、共感者はどんどん見つかります。実際、私は今、浜名湖畔にいながら東京にいるあなたと話し、共感し合っていますよね。 発信と受信をくり返して多くの人とつながり、自分のファンをつくって、ブランドを確立しましょう。あなたがあなたらしく生きられる世の中に近づいていくはずです。
『どこでも成果を出す技術』
著者:沢渡あまね
出版社:技術評論社
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沢渡あまね(さわたり あまね)
作家/ワークスタイル&組織開発専門家。
あまねキャリア株式会社CEO/株式会社なないろのはな 浜松ワークスタイルLab取締役/株式会社NOKIOO顧問/ワークフロー総研フェロー。
日産自動車、NTT データなど(情報システム・広報・ネットワークソリューション事業部門などを経験)を経て現職。350以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。主な著書:『バリューサイクル・マネジメント』『新時代を生き抜く越境思考』『どこでも成果を出す技術』『職場の問題地図』『マネージャーの問題地図』『業務デザインの発想法』『仕事ごっこ』
趣味はダムめぐり。#ダム際ワーキング 推進者。
flier編集部
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