その一方で、相変わらずトランプ大統領は、連邦死刑囚へ死刑を執行し、イラク、アフガン、イラン情勢に関しては「新政権との合意なき行動」を模索するなど、「政権移行期にはタブーとされた」行動を続けています。また、これは予想されたことですが、ロシア疑惑で有罪になった元側近のマイケル・フリンを恩赦したり、開票に関する訴訟戦術については依然として強気のコメントを出すなど「敗北を認めない」姿勢は変えていません。

バイデン側は、このGSAによる措置に「ゴーサイン」が出たのと前後して、閣僚人事を順次発表し、新型コロナウイルス感染拡大については国民へ向けたメッセージを出すなど、ようやく「次期大統領」として本格始動をしています。ですが、そのバイデンによれば、現地の24日(火)の時点では、選挙後にトランプ大統領との直接のコンタクトはできていないそうです(首席補佐官同士は協議を開始しているらしい)。

とりあえず、政権移行プロセスが動き出したことで、感謝祭休暇の前に「半歩前進」ということになります。ですが、これはこれで「まるで2つの政府が同時に存在する」という前代未聞の状態で、こうした状態が当面、続く見通してです。

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