即時利下げ必要ない、11月会合はデータ注視へ＝豪中銀議事要旨

オーストラリア準備銀行（中央銀行）は１０月１４日公表した９月３０日の理事会の議事要旨で、サービス業のインフレがやや根強く、雇用が安定していることから、同会合で直ちに利下げする必要はないと判断したことを明らかにした。２０１８年２月、シドニーで撮影（２０２５年　ロイター/Daniel Munoz）

[シドニー　１４日　ロイター] - オーストラリア準備銀行（中央銀行）は１４日公表した９月３０日の理事会の議事要旨で、サービス業のインフレがやや根強く、雇用が安定していることから、同会合で直ちに利下げする必要はないと判断したことを明らかにした。

１１月４日の次回会合では、第３・四半期のインフレ・消費に関する指標に焦点を当てるという。

豪中銀は前回会合で、政策金利を予想通り３．６０％に据え置いた。最近のデータは第３・四半期のインフレ率が予想より高くなる可能性を示唆しているとしたほか、経済見通しは依然として不透明だと述べた。

議事要旨によると、会合では「キャッシュレート目標を直ちに引き下げる必要はない」と結論付けたとし、「今後については、理事会が引き続き慎重に、データに基づいて決定を下すのが適切であるとメンバーは認識した」と述べた。