ニュース速報
ワールド

フランス新内閣発表、主要ポスト留任 予算への圧力強まる

2025年10月13日(月)10時04分

 フランス大統領府は12日、ルコルニュ首相(写真右)の新内閣を発表した。野党が緊急予算協議への支持に政治的転換を要求する中、主要ポストの大半が据え置かれた。パリ近郊ライレローズで11日代表撮影(2025年 ロイター)

Elizabeth Pineau Michel Rose Mathieu Rosemain

[パリ 12日 ロイター] - フランス大統領府は12日、ルコルニュ首相の新内閣を発表した。野党が緊急予算協議への支持に政治的転換を要求する中、主要ポストの大半が据え置かれた。

前回の在任期間がわずか27日で終わり、先週首相に再任されたルコルニュ氏は「刷新と多様性」を重視した内閣を樹立すると表明していたが、要職については前回の人事を堅持した。

新内閣が野党を納得させられるかどうかは依然として不透明だ。急進左派「不服従のフランス(LFI)」は、極右の国民連合(RN)と同様に13日に不信任案を提出するとしており、新政権は週末までに厳しい採決に直面することになる。

政府がそうした採決を乗り切るにはほぼ確実に左派政党の社会党の支持が必要となる。

社会党のフォール党首は政府の発表後、Xに「ノーコメント」と書き込み、選択肢をオープンにしている。

ルコルニュ氏の新内閣ではマクロン大統領の側近ロラン・レスキュール氏が財務相に再任された。政府は近日中に正式に予算案を提出する必要があるが、議会は深刻な分裂状態にある。

バロ外相とダルマナン法相も留任した。

このほか、内相にパリ警視庁のローラン・ヌニェス警視総監、国防相に労働・保健相を務めたカトリーヌ・ボトラン氏が就く。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ガザ人質解放、日本時間午後2時から開始とイスラエル

ワールド

インド、電力小売市場の民間開放案 国営企業寡占を是

ビジネス

独VW世界販売、7─9月期1%増 欧州市場やEVが

ビジネス

中国株急落、米中貿易摩擦巡る懸念再燃で利食い売り
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃をめぐる大論争に発展
  • 4
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 9
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 7
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 8
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 9
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 10
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中