中国株急落、米中貿易摩擦巡る懸念再燃で利食い売り

　中国株式市場は序盤の取引で大きく下落。米中貿易摩擦を巡る懸念再燃を受けてリスク選好度が後退し、利食い売りが広がった。写真は北京で２０２１年１１月撮影（２０２５年　ロイター／Tingshu Wang）

［香港／上海　１３日　ロイター］ - 中国株式市場は序盤の取引で大きく下落。米中貿易摩擦を巡る懸念再燃を受けてリスク選好度が後退し、利食い売りが広がった。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業３００銘柄で構成するＣＳＩ３００指数と上海総合指数は序盤に２％近く下落。香港ハンセン指数は２％超下落した。

一方、中国のレアアースや半導体など戦略的セクターは上昇している。

トランプ米大統領は１０日、１１月１日付で中国からの輸入品に１００％の追加関税を課すと表明した。中国のレアアース（希土類）輸出規制に関して「貿易で極めて攻撃的な姿勢を取った」と批判、対抗措置を打ち出した。