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NZ外相宅の窓ガラス割られる、周辺で抗議活動 29歳男出頭

2025年10月07日(火)12時19分

ニュージーランド(NZ)外務省は7日、ピーターズ外相(写真)の自宅で6日、窓ガラスがバールで割られ、玄関ドアに「現実世界へようこそ」と書かれたメモが貼り付けられていたと発表した。当時、外相は不在だったが、パートナーと客がいたという。中国で2月撮影(2025年 ロイター/Laurie Chen)

Lucy Craymer

[ウェリントン 7日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)外務省は7日、ピーターズ外相の自宅で6日、窓ガラスがバールで割られ、玄関ドアに「現実世界へようこそ」と書かれたメモが貼り付けられていたと発表した。当時、外相は不在だったが、パートナーと客がいたという。

ピーターズ外相は、イスラエル・ガザ紛争が続く中、パレスチナを国家として承認しない方針を表明。ここ数日、抗議団体や野党から批判の声が上がり、オークランドの自宅前で抗議デモが行われていた。

ピーターズ氏は、紛争の引き金となったハマスによるイスラエル急襲から2年となる7日に議会で演説し、一部デモ参加者が民家を暴力的に攻撃したことは「恥ずべきこと」と非難。「家族に苦痛を与え、近隣住民の平和を乱している。このような手段は、デモ隊の目的をおとしめている」と述べた。

オークランド市の警察幹部によると、事件に関与したと思われる29歳の男が6日に警察に出頭した。10日に裁判所に出廷する予定という。

「このような事件が続き、住民の間に怒りや不満が生じていることは承知している。警察は合法的な抗議の権利を認めるが、財産が損壊されるような抗議行動は容認しない」と述べた。

ロイター
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