バイデン氏の海洋掘削禁止は違法、石油・ガス開発巡り地裁判断

　　米ルイジアナ州の連邦地裁は１０月２日、バイデン前大統領（写真）が退任直前に米沖合での新たな石油・ガス開発を禁止したのは権限を超える行為だったと判断した。ホワイトハウスで１月撮影（２０２５年　ロイター/Elizabeth Frantz）

［３日　ロイター］ - 米ルイジアナ州の連邦地裁は２日、バイデン前大統領が退任直前に米沖合での新たな石油・ガス開発を禁止したのは権限を超える行為だったと判断した。

この訴訟は、東西海岸沖やメキシコ湾東部、アラスカ州ベーリング海北部の一部を含む周辺海域を保護するバイデン氏の措置の無効を求めて共和党各州と石油・ガス業界団体が提訴したもの。

地裁は、バイデン氏の措置が恒久的な開発禁止を意図しており、「執行機関の撤回または修正の権限を実際に超える範囲に及んでいる」などと指摘した。

バイデン氏は退任直前の今年１月に禁止措置を発動。トランプ大統領は就任後、撤回する大統領令に署名した。