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大型トラック・医薬品などに関税、10月1日から トランプ氏表明

2025年09月26日(金)09時41分

トランプ米大統領は9月25日、10月1日から全ての大型トラックの輸入に25%の関税を課すと表明した。ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

David Shepardson

[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、10月1日から大型トラックの輸入に25%、ブランド医薬品および特許取得済みの医薬品に100%の関税を課すと表明した。

また、キッチンキャビネット、バスルーム洗面台に50%、布張り家具に30%の関税を課すとした。いずれも10月1日から適用する。

医薬品関税については、米国内で製造工場建設にすでに着工している場合は適用しないと述べた。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「われわれの偉大な大型トラックメーカーを不公平な外部競争から守るため、2025年10月1日から、世界の他の地域で製造された全ての『大型トラック』に25%の関税を課す」と投稿。この措置はパッカー傘下のピータービルト、ケンワース、ダイムラー・トラック傘下フレイトライナーなどの企業に恩恵をもたらすとの見方を示した。

「トラック業者が財務面で健全で強固であることはさまざまな理由から必要だが、何よりも国家安全保障のためだ!」と述べた。

キャビネット、バスルーム洗面台、一部家具に対する関税については「他国からこれらの製品が米国に『大量流入』しているからだ。これは非常に不公正な行為だが、国家安全保障などの理由から、われわれは製造工程を守らなければならない」と投稿した。

ロイター
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