南アフリカ、8月CPIは前年比+3.3% 予想外に減速

9月17日、 南アフリカ統計局が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.3%上昇と、7月の3.5%上昇から予想外に減速した。サンドタウンのスーパーで2024年8月撮影(2025年 ロイター/Lelethu Madikane)
[ヨハネスブルグ 17日 ロイター] - 南アフリカ統計局が17日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.3%上昇と、7月の3.5%上昇から予想外に減速した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想では3.6%に加速するとみられていた。中央銀行の目標レンジ(3─6%)内には収まった。
南アフリカ準備銀行(中央銀行)はインフレ抑制を背景に今年開催された4回の政策決定会合のうち3回で利下げを実施している。
7月の前回会合では、それまでの目標としていた4.5%の中間値ではなく、目標レンジの下限である3%を目指す方針を示した。
次回は18日に政策発表を予定しており、大半のエコノミストは、インフレ率を新たな目標である3%に誘導するため、政策金利を7%に据え置くと予想している。
8月のインフレ率は前月比ではマイナス0.1%。7月の0.9%から減速した。
食品やエネルギーなど変動の大きい項目を除いたコアインフレ率は前年比3.1%で、アナリストの予測と一致した。