中国製EV、競合より3─5年先行 保護主義も克服へ=BYD

中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)の王伝福最高経営責任者(CEO)(写真)は、中国製EVは製品、技術、産業チェーンの面で競合他社より3─5年ほど先を行っているとの考えを示した。2024年7月撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[北京 18日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)の王伝福最高経営責任者(CEO)は、中国製EVは製品、技術、産業チェーンの面で競合他社より3─5年ほど先を行っているとの考えを示した。中国国営テレビでのインタビューで17日、明らかにした。
王氏は、保護主義は良質な製品には効果がないとした上で、消費者の支持がEVメーカーに「さまざまな困難を克服する」動機になるとの見方を示した。
中国は2023年に日本を抜いて世界最大の自動車輸出国となったものの、中国製EVは米国や欧州連合(EU)からの関税に直面しており、BYDにはEUの基本的な自動車輸入関税10%に加え17.0%の関税が上乗せされるなどしている。