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米財務長官、訪中にオープン 「交流深める」

2022年12月09日(金)07時43分

イエレン米財務長官は8日、中国との交流を深めるため訪中に「前向き」だと述べた。11月11日撮影(2022年 ロイター/Altaf Hussain/File Photo)

[フォートワース(米テキサス州) 8日 ロイター] - イエレン米財務長官は8日、中国との交流を深めるため訪中に「前向き」だと述べた。先月には米中首脳が会談しており、緊張緩和の兆しが示されている。

イエレン長官は「中国を訪問する明確な計画はないが、訪問にオープンであり、ここ1─2年よりも活発な交流を楽しみにしている」と記者団に語った。

今後の議題としては、中国国有銀行から多額の借り入れを行っている貧困国や途上国の債務再編に中国がより全面的に関与する必要性などを挙げた。

イエレン氏は、劉鶴副首相ら当局者との協議で債務問題を取り上げたが、あまり進展が見られなかったと指摘。

「持続不可能な場合には債務軽減や債務再編を行う必要性を彼らが理解するようになると私は期待しており、将来の議題になり得る」と語った。

また、中国が新型コロナウイルス対策の調整で「非常に複雑な問題」に直面していると指摘した上で、欧米で開発されたメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの利用が状況改善に寄与する可能性があるとの考えを示した。

状況が改善すれば、成長は上向く可能性があると語った。

ロイター
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