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FBI、前長官と大統領の会話記録文書の提出を拒否=下院委員長
5月25日、米連邦捜査局(FBI)が、突如解任されたコミー前FBI長官(写真右、米ワシントンで3日撮影)とトランプ大統領(写真左、米ミシガン州で15日撮影)の会話記録に関する文書について、下院監視・政府改革委員会から求められていた提出要請をいったん拒否した(2017年 ロイター/Jonathan Ernst, Kevin Lamarque)
[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)が、突如解任されたコミー前FBI長官とトランプ大統領の会話記録に関する文書について、下院監視・政府改革委員会から求められていた提出要請をいったん拒否した。
同委員会のチェイフェッツ委員長が25日公表した書簡によると、FBIは2016年の大統領選におけるトランプ陣営とロシア当局者との共謀疑惑を捜査する特別検察官が任命されたことを考慮したと説明。その上で、提出要請を引き続き検討するとしている。
委員長はFBIへの返信の中で、特別検察官による捜査の範囲外の関連文書や捜査範囲内の文書のリストについて、6月8日までに提出するよう求めた。
トランプ大統領がフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)とロシア当局者との関係を巡るFBI捜査の中止を求めたとするメモをコミー氏が書き残していたとのメディア報道を受け、チェイフェッツ委員長は文書の提出をFBIに要請していた。