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バングラデシュの過激派、ISと「つながり」ある=米国務長官
8月29日、バングラデシュの首都ダッカを訪問したケリー米国務長官は、同国の活動員と過激派組織イスラム国(IS)の要員に「つながりがある」とする米国の見解を示した。写真はジュネーブで26日撮影(2016年 ロイター/Pierre Albouy)
[ダッカ 29日 ロイター] - バングラデシュの首都ダッカを29日訪問したケリー米国務長官は、同国の活動員と過激派組織イスラム国(IS)の要員に「つながりがある」とする米国の見解を示した。
また、情報共有および治安対策で支援していくと言明した。7月にダッカで発生した飲食店攻撃事件では、米国人1人を含む外国人ら22人が死亡した。ISが犯行を認めている。
米側の主張とは対照的に、バングラデシュ政府は、攻撃は「ホームグローン(自国育ち)の」活動家が行ったものとし、海外とのつながりを否定している。
ケリー長官は、バングラデシュのハシナ首相との会談後に講演。質疑応答で、ISは南アジアを含め世界中に広範囲な連絡網を持つと指摘。「この国の一部要員とも一定のつながりがある。われわれは会談で、この点を明確にした」と述べた。
一方、バングラデシュのカーン内相はロイターに「(ケリー長官に)海外のテロリストや過激派要員、あるいはISとつながった人物は存在しないが、国内に過激派が存在し、彼らはホームグローンだと伝えた」と述べた。