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見通し実現していけば経済・物価の改善に応じ引き続き利上げ=内田日銀副総裁

2025年10月02日(木)16時44分

 10月2日、日銀の内田真一副総裁は、実質金利が極めて低い水準にあるとした上で、経済・物価の見通しが実現していくとすれば「経済・物価情勢の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していくことになる」と述べた。写真は2024年3月、都内の日銀本店で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takahiko Wada

[東京 2日 ロイター] - 日銀の内田真一副総裁は2日、実質金利が極めて低い水準にあるとした上で、経済・物価の見通しが実現していくとすれば「経済・物価情勢の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していくことになる」と述べた。全国証券大会であいさつした内田氏は、見通しが実現していくか、内外の経済・物価情勢や金融市場の動向等を丁寧に確認し「予断を持たずに判断していく方針だ」と話した。

また、1日に発表した9月の日銀短観について、日米関税交渉の合意を受けて企業の業況感が製造業の一部で改善し「全体としても良好な水準となっている」と評価した。一方、リスク要因として、各国の通商政策などの影響を受けた海外の経済・物価動向を巡る不確実性は「高い状況が続いている」と指摘。金融・為替市場や日本の経済・物価に及ぼす影響を十分注視する必要があるとした。

ロイター
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